浄土真宗本願寺派大願寺
Description
奈良県橿原市にある浄土真宗本願寺派(西)の寺院です。 (沿革)
小房の大字は、慶長年間(1600年頃)今の橿原市四分町から数戸葦原の地(現在地不明)に移住し、次第に戸数が増加してできた集落のようである。
当山は、寛永元年(1624年)小字神通寺と呼ばれていたところ(現在の橿原市八木浄水場近辺)に、一つの草庵から始まる。当初の宗旨は不明。本願寺第十二世准如上人(1577年~1630年)から紺地金泥画像の開基佛(現在客殿お内佛)として下付され、浄土真宗の信仰を培養してきた。
その後、享保元年(1716年)、当字の中央、鯉が淵(コイノクチと呼ばれていたところで、現在地)に御堂を再築した。その時に、本願寺第十四世寂如上人(1651年~1725年)から大願寺の寺号と御本尊阿弥陀如来立像が下付せられた。再建された御堂の間口は二間半、奥行きは内陣一間半、外陣三間で、周りに回廊が造られていた。当時は、三尊地の寺だった。
文化四年(1807年)には、本願寺第十九世本如上人から聖徳太子及び七高僧影像が下付せられた。しかし、住職に適任者がなく、御堂も次第に大破に及ばんとなった。
安政六年(1859年)11月24日、現住職の祖、大原学道が入寺して住職となり、有縁の人々の力を借りて、本堂の大修理を行い、当初に造られた回廊を外し、間口三間半に改築する。よって、三尊地から五尊地の寺に広まる。
文久二年(1862年)には、当時の領主高取城主植村候から大原山の額面を拝領し、住職の姓を大原とする。正三位源家壷の筆による「大原山」の山号額を客間に掛けてある。
当山例年の法要が勤まったとき、近隣からの参詣者が徐々に増え、大正十二年(1923年)11月、庫裏を再建するにあたり、本堂と庫裏との間にあった中庭を外陣に続く玄関とし、庫裏を本堂の高さと同じにして、多くの方に聴聞いただけるように改築。よって、外陣の間口は玄関を含める五間となり、庫裏も開放し、かなりの参詣者を収容できるようになった。
平成十年(1998年)9月22日の台風で、本堂庫裏ともに大きな被害を受け、当山始まって以来の本堂庫裏山門の大改築が行われ、平成十五年(2003年)11月1日、落成慶讃法要を勤めた。
(『光暁』(2004年11月1日より)
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