Main-Kinzig-Kreis
Description
マイン=キンツィヒ郡 は、ドイツ連邦共和国ヘッセン州ダルムシュタット行政管区に属す郡である。本郡はヘッセン州で最も人口の多い郡であり、広さでは南ヘッセン最大の郡である。本郡は、ライン=マイン地域の東部に位置する。郡内最大の都市はハーナウである。郡の行政機関はゲルンハウゼンに置かれている。ハーナウやマインタール周辺の、人口の多い郡南西部はフランクフルト都市圏の一部となっている。本郡は1974年に、当時の郡独立市ハーナウと旧ハーナウ郡、ゲルンハウゼン郡、シュリュヒテルン郡が合併して成立した。さらに、これらの旧4市郡の他からは、旧フリートベルク郡のヘルデンベルゲンがニッデラウの市区として、ビュンデスハイムがシェーネックの市区として本郡に編入された。さらにはハーナウのシュタインハイム市区やクライン=アウハイム市区は旧オッフェンバッハ郡の町であった。一方、それまでマイン=キンツィヒ郡に属していたベルゲン=エンクハイムが1977年にフランクフルト・アム・マインの市区となった。さらに市町村に属さない地域であるグーツベツィルク・シュペッサルトがマイン=キンツィヒ郡内に位置している。隣接する郡は、北がフォーゲルスベルク郡およびフルダ郡、東がバイエルン州のバート・キッシンゲン郡およびマイン=シュペッサルト郡、南がやはりバイエルン州のアシャッフェンブルク郡、南西がオッフェンバッハ郡およびフランクフルト・アム・マイン、西および北西がヴェッテラウ郡である。地理この郡は 2本の主要な川、すなわち南西の郡境をなすマイン川と、その右岸側支流で郡域を北東から南西に流れるキンツィヒ川である。キンツィヒ川周辺の地形は、フォーゲルスベルク山地の支脈、シュペッサルト山地、西レーン山地である。キンツィヒ川の北側には、ロンネブルク丘陵とビューディングの森が広がっている。